前回、クオリークレストで
アリーという商人と出会ったトレサ。
いずれはグランポートで開催される
大競売に出品して
一人前の商人として認められたい。
そんな彼の話を聞いて、
自らもその大競売に参加することを
新たな目標に設定した彼女は、
掘り出し物を見つけるため
ヴィクターホロウへとやってきました。
とある海賊の地図
手記の男も
「探しもの」を見つけたというこの町で、
自らも何か良いものと出会えそうと
心躍らせるトレサ。
まずは露店を見て回っていると、
とある地図が目に飛び込んできました。
店主に何の地図かと聞いてみると、
出どころの不明な古地図であるという返答。
捨てようかと考えていたという
その地図をトレサは
詳しく見させてもらいます。
すると変わった字体で書かれた文字を見つけ
それを解読してみると
「世界一の相棒へ
俺の宝をここに眠らす
バルタザール」
と書いてあることが判明。
それを聞いた店主はびっくり仰天。
かつて西の海を支配した大海賊の
名前だと言います。
これを知った店主は態度を一変させ、
トレサからその地図を取り上げました。
渋々その品を諦めた彼女は、
町を見て回ることに。
レオンとの再会
そして酒場の前まで行ったところで、
休憩がてら手記を読み返していると、
中からレオンが出てきました。
リプルタイドの時ぶりに再会した二人。
なにをしにきたんだいと尋ねるレオンに
貰った手記を読んで、
一人前の商人になるための旅を始めたと
答えるトレサ。
そんな会話をしていると、
またもや見知った顔の二人が
こちらに近づいてきました。
ミック&マックです。
あの時の借りを返してやるぜと
言わんばかりにトレサに向かって
腕を構える二人を制止するレオン。
彼の事を船長と呼ぶ二人は、
今は海賊から足を洗い、
レオンの下で働いているようです。
かつての友人
ミック&マックが仕事に戻ると言って、
去って行くとまた会話を再開させた二人。
トレサがレオンに
何故この町を訪れたのかと聞くと、
友人の故郷で命日が近かったから
ふと寄ってみたんだそう。
その友達の名前はバルタザール。
なんとさっきの地図を作ったその人でした。
それを聞いたトレサは、
さっき露店で彼が作った地図を見かけた
ことをレオンに伝え、もう一度、
地図を見に行ってみることに。
店主にレオンのことを紹介すると
またもや驚いた様子。
事情を説明し、
バルタザールの地図を見せてもらうと
間違いなく彼が作ったものでした。
すると、
レオンとバルタザールの関係性を
知っている店主は態度をあらため、
レオンにこの地図を売りつけようと
してきます。
この店主には探しているものがあって、
それと交換なら譲っても良いと言います。
その品とは「エドバルドの盾」
かつてフェリエン王国の重臣エドバルドが
国の滅亡までずっと使い続けた伝説の盾
らしいです。
その品が最近この町に流れてきたとのこと。
それを探して買い取ってきてくれという
ことですね。
しかしレオンは相手にしません。
その地図は俺の物ではなく、
バルタザールの物だと言い、
酒場へと戻って行ってしまいます。
エドバルドの盾と
だけどトレサにはモヤモヤしたものが
残っていました。
彼はああ言っていたけど、
この地図は絶対に
レオンが持っていた方がいいと。
そこで代わりに彼女が、
エドバルドの盾を探すことにしました。
闘技場前をウロウロしていると
とある露天商が所持しているのを発見し、
8,000リーフを払って購入。
そして店主のところに行き
エドバルドの盾を渡すと、
それと引き換えに
地図を交換してくれました。
そしてすかさず酒場にいるレオンの元へ
地図を持っていきます。
すると、まさかのトレサの行動に驚くも
その心意気に感謝するレオン。
お礼がわりにバルタザールとの
昔の話を聞かせてくれました。
大海賊達の過去
バルタザールは幼少の頃に
一緒に成り上がった海賊で、
この二人がそれぞれ率いる
2つの海賊団は大海で
名を轟かせていました。
今日も今日とて、
宝探し競争をする2つの海賊団。
そして、
それからしばらくの時が経ったある時、
バルタザールは実は海賊じゃなくて
商人になりたかったんだ、と
ずっと胸中に秘めていたことを
レオンに話します。
彼には夢がありました。
世界中のお宝を売買し、
人と人とを繋ぎたい。
海賊をやっているうちに
忘れてしまっていたその夢を
ふと思い出したようです。
そして荒れる大嵐を見ながら、
バルタザールは一勝負しないか?と
持ち掛けてきました。
あの島に先に着いた方が勝ち。
バルタザールが負けたら、
レオンが欲しがっていた宝石を彼に。
レオンが負けたら、
彼が持つ一番大切な宝物をバルタザールに。
という条件の下で勝負が始まりましたが
バルタザールは嵐から帰ってこず、
数日経ったある日、
沖合でボロボロになったバルタザールの船が
発見されました。
勝負には勝ったバルタザールでしたが、
彼が姿を現すことはもうなかったそうです。
地図の場所へ
昔話を終え、
古地図に描かれた宝の在り処は、
バルタザールが最後に賭けた
宝石の場所であるとレオンは
教えてくれました。
秘石エルドライトという希少な宝石。
しかし勝負に負けてしまったのに、
それを手にすることはプライドが許さない
というレオンはトレサに地図を返却します。
どう使うかは自由だ、
そう言われたトレサはどうしようか
思案します。
そして色々と考えた結果、
レオンの元に届けてあげたいという
結論に至ったトレサは、
地図が指し示す場所へと
行ってみることに。
vsヴェノムタイガー
そのポイントの地点は、
ここから意外と近くて、
ヴィクターホロウから西に
行ったところにある洞窟を
指し示していました。
そこの洞窟の奥で、
埋もれた宝箱を見つけ、
それを掘り返そうとしていると
魔物が近づいてくる声が
聞こえてきます。
ひとまず発掘を諦め、
魔物の対処をすることに。
相手の攻撃の威力が
なかなかのものだったので、
傭兵呼びで傭兵を呼び出し、
慎重に物理防御をアップさせながら
突破しました。
割と余裕もあったので、
集金や盗むを使って、
お金やアイテムも入手。
16,000リーフと復活のオリーブ(特大)が
手に入りましたよ!
お前の宝物
ヴェノムタイガーを討伐し、
発掘作業に戻るトレサ。
そして作業を終わらせ、
宝箱の中を開けてみると
そこにキラリと輝く秘石エルドライトが。
それともう一つ
手紙が入れられていました。
その場で中身を読むのはやめて、
とりあえず両方ともレオンの元に
届けることにし町へと戻ります。
そして酒場へと行き、
古地図を使って、
エルドライトと手紙を入手したことを
レオンに報告。
その両方を彼に渡すと、
手紙に綴られた内容を確認するレオン。
「お前の宝物は見つかったか?」
こう書かれた文面を見て、
バルタザール・・・と
最後に会話したあの瞬間のことを
彼は思い返します。
その言葉を聞いたレオンは、
バルタザールとの最後の勝負を終えた後、
自分にとって一番大切なものが何なのかを
真剣に考えるようになります。
しかしどれだけ考えても
何一つ浮かばなかった彼は
何も手にしていなかったのだということに
気づかされました。
こうして海賊をする理由を失ったレオンは、
バルタザールが使っていた船を修復し、
それを商船として使って、
商人になるのが夢だった彼の代わりに
商船の船長になって
各地を巡るようになったのだそうです。
第3章エピローグ
そして別れの時。
ヴィクターホロウから
再び旅立とうとするトレサに
レオンはエルドライトを手渡しました。
エルドライトは俺にとっちゃ
もうただの石ころさというレオンは
ついに宝物を見つけたみたいです。
その宝物とはズバリ、
自らに生きる道を教えてくれた
バルタザールの船でした。
そして最後に彼女に問います。
「嬢ちゃんの宝物はなんだい?」
突然の質問に困惑するトレサ。
彼女の中に明確な宝物は
まだありませんでした。
だけどきっと見つけよう。
そう心の中で決意した後、
レオンから譲り受けたエルドライトを
出品するべく港町グランポートへと
向かったのでした。